
01 / 練込型 vs 後加工型
耐久は、配合形態で決まる。
GranovaQ Inside の認定要件「練込・紡糸時混合」は、後加工型では到達できない長期耐久を担保するための設計です。
後加工型(コーティング・スプレー)
- 製法
- 繊維表面に化学薬剤を塗布
- 利点
- 既存繊維に追加適用可能
- 課題
- 洗濯 10〜20 回で性能が低下、業務洗濯で剥離
練込型(紡糸時混合)
- 製法
- 繊維製造時に GQD を均一分散
- 利点
- 繊維本体に組み込まれるため摩耗・洗濯に強い
- 課題
- 繊維製造時から関与が必要、後付け不可
02 / 試験データ
洗濯と強度、規格で証す。
| 規格 | 試験機関 | 試料 | 試験内容 | 結果 | ステータス |
|---|---|---|---|---|---|
GB/T 20944.3 CN | 中国国家グラフェン製品品質監督検査センター | GranovaQ-20nm 配合織物 / 1.0% 配合 | 洗浄堅牢度(家庭洗濯 50 回後) | Lv 4 以上 | 取得済 |
GB/T 20944.3 CN | 中国国家グラフェン製品品質監督検査センター | GranovaQ-50nm 配合織物 / 2.0% 配合 | 業務洗濯(高温・アルカリ系 30 回後) | Lv 4 以上 | 取得済 |
GB/T 3923 CN | 中国国家グラフェン製品品質監督検査センター | GranovaQ-20nm 配合繊維 / 1.0% 配合 | 引張強度(通常ポリアミド比) | +10〜30% | 取得済 |
JIS L 0844 JP | 認証機関選定中 | GranovaQ-20nm 配合織物 | 洗濯堅牢度 | Lv 4 以上 | Phase 1B 取得予定 |
03 / 業界別の活用
耐久が、効く現場。
アパレル
リカバリーウェア・スポーツウェアの長期着用に対応。50 回洗濯後も抗菌活性値・UV 遮蔽率を維持。
- 配合率
- 0.5 – 2.0 %
- 推奨グレード
- 10 / 20 nm
寝具・ホーム
枕・布団中綿の業務洗濯対応。介護施設・宿泊施設のリネン用途で長期耐久。
- 配合率
- 1.0 – 3.0 %
- 推奨グレード
- 20 / 50 nm
ヘルスケア・介護
病院・介護施設の業務用洗濯(高温・アルカリ系)への耐性。後加工型では到達困難な領域。
- 配合率
- 1.5 – 3.0 %
- 推奨グレード
- 20 / 50 nm
04 / よくある質問
耐久について、よくある質問。
- Q. 洗濯堅牢度 Lv 4 以上とはどういう意味ですか?
- A. JIS L 0844 / GB/T 20944.3 における洗濯堅牢度は、洗濯後の色落ち・性能低下を 5 段階(Lv 1〜5)で評価する指標です。Lv 4 以上は「ほとんど変化なし」レベル。Inside 認定では繊維用途で Lv 4 以上を必須要件としています。
- Q. 業務用洗濯(高温・アルカリ系)に耐えられますか?
- A. はい、練込型のため繊維本体に GQD が組み込まれており、業務洗濯(80〜90℃ + アルカリ系洗剤)30 回後も Lv 4 以上を維持しています。介護施設・病院・宿泊施設のリネン用途に適合します。
- Q. 強度向上 +10〜30% は、どう測定されますか?
- A. GB/T 3923(繊維引張強度試験)に基づき、通常ポリアミド糸 vs GranovaQ 配合糸を同条件で比較。粒径と配合率により変動しますが、20 nm × 1.0% 配合で約 +20% 向上が標準値です。
- Q. 後加工型と併用できますか?
- A. Inside 認定の前提は「練込・紡糸時混合」です。後加工型と併用しても認定対象外となります。後加工型のメリット(既存繊維への追加適用)は別ソリューションでご相談ください。